2015-07-22

納品










春頃に製作をして季節は変わり
今日、しっかりと納めることができました。
長く工房で隣に居た存在の家具でしたが
現場で取り付けてみて初めて
このチェストの本当の姿に出会うことができました。

メーカーのシステムキッチンのリビング側に天板が
30センチほど出っ張ったデッドスペース。
このスペースをつくる意図が良く分かりませんが
このオーダーメイドのチェストが収まった瞬間から
当然ようにこの場所にあったかのような存在感を放ちました。

患者の病気を見つけて治療を施す病院の先生のような
弱った樹を再生させる樹木医のような
そういった家具をつくる人になりたいと思っています。





つまみは陶器でできています。
製作は陶芸家の松葉 勇輝
大阪でGONGのライブで出会って以来
もう12年の付き合いの親友です。
そしてこの親友に出会わせてくれたもう一人の親友が
このチェストのクライアントです。
このアシッドサイケロックに揺れていた3人の
ひとつのかたちができあがって
きょうはとても感慨深い1日になりました。
乾杯!







t a n e.
t/f  059-261-6747    mail info@tane-furniture.com

2015-07-16

納品











この空間にぴったりとはまった
椅子とベンチ。

僕と同世代のクライアントは
この家の中心となるダイニングスペースでの
暮らしの道具を つくる という選択をされました。
その想いを受けて、家具というかたちにして
僕はクライアントのもとへ届けます。
この家具が家族での暮らしの質を
良くしてくれるという想いを込めます。

まあ何というかこういう選択をされた
同世代のクライアントを誇りに思えたのです。







t a n e.
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2015-07-01

bench





完成したベンチ
簡素な見た目とは裏腹に作り手の想いはたっぷりと。

bench




一度、仮組みをしてディテールの検討です。
図面上ですでに検討はしているけど実物のスケールで見た時に
やっぱり間違って無かった、って思う時もあるし今回は
10ミリ、20ミリの変更をしました。
この検討を怠らずに進めることで、今は削って、組んで板を乗せただけの物が
なんか良い!
と思ってもらえるような家具になるんだと信じています。

まあ、作ってる当人はなんか良いどころでは無くめちゃくちゃ良い!
と思って作っているわけですが。